具体的には声の曇りを取る練習をしています
相変わらず「低い声でも狙った声が自然に出せるように」練習を続ける日々だ。
しかし目標地点は変わらなくても、そこに至るまでのコース、つまりは練習する内容や意図の部分は回を重ねるごとに具体性を増しており、ここ最近はいよいよ何をすべきなのかが見えてきた。そんなわけで今回は、わたしが日々どんな意識で練習しているのかということについて書いてみたい。
それは微々たる差なれど
結論は記事タイトルの通り「声の曇りを取る」という意識だ。
ある音源に対し、どの箇所でどんなことを考えて声を出しているのかという注釈をつけてみよう。
ある日の練習
あの…万が一にもそんな人はいないとは思うが、これは音楽が大好きなだけの素人マチダが楽しく試行錯誤する過程を書いただけの記事なので、間違ってもボイトレ的なニュアンスでは読まないこと。こんなの真似をする価値など全くないぞ。
それでは早速。ある日の練習風景だ。
0:00~
よし今日も歌ってみようと防音室に入って声を出し始めたところ。声の出し始めはいつもそうなのだが、声に「芯」というものがあるとすれば、その芯にホコリや汚れ(=曇り =息漏れのこと)がまとわりついている。これを落としてやるのが練習の目的だ
0:16~
声の方向や力加減、イメージなどを調節しながら汚れを落としていく。大きな汚れはすぐに落ちたのだが、同じノートの辺りをしつこく歌ってみても細かい曇りがなかなか取れない。
0:37~
声の出し方を変えて試してみる。より自然に息が使えるよう、音程を早く変化させてみたり、低く、また高くしてみたり。汚れを取ろうと凝り固まってしまったのをいったん忘れて、自然な体感で歌えるように気持ちをスイッチ。
1:06~
この辺りでもう一段曇りのヴェールが剥けてきたので流れにのってしばらく続けてみる。先ほど同様低くしたり、メロディを動かしたりして凝り固まらないように。
1:42~
今まで歌ってきた音程については改善してきたので、少し高い音程へ遷移。ララ○ラ ララ○ラ ララ○ララ~ ○=Aの音が曇ってしまう。一旦下がってやり直して。
1:58~
件のA。やっぱりちょっと伸ばすだけでかすれる。これはむしろAより上の音で汚れを取ってやった方がいいのではと思い直しさらに上のノートへ。高い音は汚れや曇りを取る力が強いのだ。
2:10~
仕上げの意味で高いところを歌う。流れの中でAの汚れは取れてきた(もちろん完全ではないけど)と思っていたら、今度はその上のCがかすれる!しばらくやってみたが声が疲れてきた気がしたので一旦終了。
それでは声の出し始めと比べてみよう。
みなさまには微々たる違いに聞こえるだろうが、わたしにとってはこれが天地を分かつ大海嘯なのだ。歌って不思議。
別の日の練習
場面は変わって、これは別の日の歌い始め。
ここからした練習は「ある日」のものと全く同じ意図なのでまるっとオミットし、結果だけお聞きいただきたい。
この時のほうがより練習の成果がわかりやすいだろうか。曇りや汚れが取れて本来の声の芯があらわになっている感じ。あくまでイメージだけどねだって喉の中で本当に起こっていることなんてわからないもの。
前提として、わたしはこの「芯があらわになっている声」こそまさに自分本来の声だと感じている。そして一連の練習を毎日続けることで、「芯の声」が少しづつデフォルトとして体に馴染みつつある手ごたえがあるのだ。今しばらくはしつこくこの練習を繰り返してみるつもり。
おまけ 高い声
この日はさらに高い声も練習したので参考までに。
高い声はあまり何も考えずとも芯が出やすい。そのかわりある一定の高さからは否応なく抜けて(曇って)しまう。これはこれで、根本的な問題が解決した際には練習してみたいなぁとは思っている。まだまだ先のことだね。