防音について調べてみた【遮音と吸音】
当記事は2016年4月6日にウェブサイト「ウサギ屋本店」にて公開された内容をベースに、現在の状況に合わせて筆者自身が加筆・修正のうえ再掲載したものです。
3月上旬に当ブログ(マチダ注:ウサギ屋本店のこと)を始めて以来、今まで毎日欠かさず更新していたのを、ついに昨日サボってしまった。いやね、持病の副鼻腔炎が悪化してしまって…もう顔全体が痛いのよ…集中力ゼロでやる気が出ないのよ…。
というわけで今日の作曲活動はお休み!ちょっと趣向を変えてみよう。
防音室って知ってますか
今回のテーマはDTMに限らず、音楽をやっている人なら誰でも一度はぶち当たる問題「防音」。
とにかく音楽っていうのは何らかの音を出す遊びなのだから、静かに過ごすべき夜間などは非常に困る。なんなら昼間だって「わたしは気兼ねなく大きな音を出せるぞ」と胸を張って言える環境に暮らしていらっしゃる方のほうが少ないのではなかろうか。特に歌ね。小さい声で歌ってもあまり練習にならないし、かといって周りの迷惑を顧みず大声を出すわけにもいかないし。
で、防音室ですよ。
どうやらこの世の中には防音室というものがあるらしいんだ。音楽を趣味とする者なら誰もが憧れる夢のお部屋で、その中でだったら気兼ねなく大きな音が出せるんだって。超いいよね。早速ググってみよう。

往年の電話ボックスぐらいのサイズかしら。とりあえず大声で歌えればわたしは大満足なのだから、大きさはこれで十分なのではなかろうか。気になる値段は、と…
参考サイトヤマハ | AMDB08H – 概要 – ユニット 0.8畳、1.2畳、1.5畳 – 定型タイプの防音室 – 製品情報 – 防音室・調音パネル – 楽器
ふぅん。
希望小売価格770,000円(税込)ね。
防音室は気軽に買えない
どうやら防音室というのはセレブにのみ許された神々の遊びらしい。あくまでも崇拝の対象であり、我々のような庶民が「部屋に置きたい」なんていうのはとんでもなく罰当たりな発想で、考えただけで天罰(¥770,000)が下る。…っていうか電話ボックスサイズで77万円なんだから、中で悠々と楽器が弾ける大きさになったらどうなってしまうんだろう。恐すぎぃぃぃぃ!
簡易的なもので10万円前後の商品もあったが、それでも「10万円前後」だからね…なんなら段ボールで出来たものでさえ。
楽しい気持ちが一気に冷めてしまったので、冷めたついでに「防音」のことでも勉強してみようかな。
そもそも「防音」って何?
文字通り「音」を「防」ぐということになるだろうが、具体的には?調べた結果すべきことは大きく分けて2つあるらしい。
すなわち『遮音』と『吸音』である。

遮音というのは音を遮って跳ね返すということ。対して吸音は音を吸って小さくするということだ。この二つに適した素材をうまく組み合わせて防音を実現するらしい。そして上の画像もあえてそう見えるよう音の矢印を作ったのだが、完全に音をシャットアウトするということは、高価な素材を使っても非常に難しいんだそう。防音室が高くなるわけだ。
遮音だけでは音が跳ね返るだけでエネルギー自体はそれほど減衰せず、逆に吸音だけでは防音効果が見込めない。
ではどうするかというと『遮音材で跳ね返した音を何度も吸音して小さくする』。そしてこれこそが防音室の仕組みなのだ。

音楽室の、あの小さな穴がたくさん開いていた壁。きっとお高いんだろうな。恐らくはあの穴の裏に吸音材が仕込まれていて、穴から入った音のエネルギーを吸い取っているのだろう。そしてそのさらに外側には遮音材があり、通過した音を跳ね返しているものと思われる。
うん、遮音と吸音のイメージが固まってきたぞ。
遮音材と吸音材
さてここまでわかればあとは材料だ。どんなモノがそれぞれ遮音・吸音に適しているのか。
遮音材気体を媒体とした音の振動を跳ね返すわけだから、単純に重くて硬いものが良い。定番のものとして木材や石膏ボードなどが使用される。
吸音材小さい穴がたくさんあいている繊維状のものやスポンジ状の物(多孔質)が良い。 グラスウール、ロックウール、ウレタンなど。
でね、これらの材料、ちょっと調べてみたら大した金額じゃないわけよ。
もしかして…
自分で作ったら安くいけるんじゃないの!?
というわけで防音室自作シリーズ、スタートです!まずはホームセンターに出向いて色々見て回ってみようと思う。