ウン十年間放置されていた中華鍋を復活させたい
夕飯は次男の要望でチャーハンを作ることにした。そしてチャーハンを作る時にいつも頭をよぎるのが、放置された中華鍋のことである。若い頃に出席した友人の結婚披露宴で頂いたカタログ式の引き出物。その中から選んだ中華鍋を何年かは気に入って使っていたものの、いつからか放置され埃をかぶるようになった。これで作ったチャーハンって美味しかったんだよなぁ。
そのうちキレイにしてまた使ってやろうと思いながら早ウン十年、なぜか唐突にやる気が出たこのタイミングを取り逃すことなく、ここに復活の儀を執り行うことを宣言する!
陳健一とチャーシューと
この下に件の中華鍋の画像を載せてあるんだけど
かなり埃っぽいので
汚いものが
苦手な
人は
閲覧注意
だ
ぞ
↓
↓
↓
↓
↓
↓


どうだい諸君。見ているだけで気持ちがムズムズするじゃないか。これ洗ったとて復活するのかなぁ…と早速ステンレスたわしと中性洗剤でこすってはみたものの。

やっぱり空焼きするしかないね。
空焼きで汚れを焼き切る
本来、新品の鉄フライパンに塗布されているサビ止め塗装などを焼き切るために行う「から焼き(焼き込み)」だが、実はこういった場合にも役に立つ。しつこい汚れをあっつあつに熱して焼き切ってしまおうというわけだ。灼熱の塵と化せ!

我が家のコンロは熱センサーが付いているタイプのため、熱くなりすぎると勝手に火加減が調節されてしまい空焼きができない。なのでコンロは使わず、五徳の上に設置したカセットコンロで空焼きしていく。

温度が上がっていくにつれ鉄の色が変わり、それに伴って汚れが焦げていくのが目でわかる。中心だけでなく鍋を傾けながらすべての面を熱し、汚れが強い部分にはより重点的に火入れをしていく。…と書くとそれだけの作業なのだが、これがまた疲れるんだな。しつこい汚れは焦げるまでに結構時間がかかるし、なによりその間ずっと熱い!
ちなみに先ほどから見切れているのは同時進行で作っているチャーシューだ。チャーハンの具にするぞ。

汗だくになりながらたっぷり30分ほど空焼きをして、そのまま自然に冷ましたら再度ステンレスたわしで焦げた汚れを落とし、さらに中性洗剤でよく洗う。


完全には落ちてないけど空焼きではこれが限界かな。もっとピカピカにしたければここから紙やすりなどで汚れを削るという方法もあるが、我が家で使う分にはこれで良しとしよう。

油慣らしで皮膜を作る
鉄のフライパンも中華鍋も言うなればただの鉄塊で、テフロン加工のフライパンなどと比べるとはるかに焦げ付きやすい。「油慣らし」とはそうした鉄製フライパンの鍋肌に油をなじませ、皮膜を作ることで焦げ付きにくくする大事な作業である。
基本的には使う前に毎回するこの工程を、空焼きしたあとは特に入念に行っていこう。

熱した中華鍋に多めの油を入れ、キッチンペーパーなどで端っこにもしっかり届かせつつ煙が立つ程度に加熱させればOK。火を止めたら余分な油はふき取って、そのふき取ったキッチンペーパーでむき出しの裏面にも油を塗りこんでおく。
復活の儀 終了
ここまでの作業をおたまにも同様に施してやれば完成だ。



映りこんでいる人物はもちろんわたくしマチダである。ピースでもしてやろうかと思ったが片手に中華鍋、片手にモバイルを持っていたため断念した次第。
これでまたウン十年ぶりにこいつを使ってやることができるぞ。捨ててしまわないでよかった!
おまけのチャーシュー
およそ2時間半の煮込みでチャーシューもいい感じに仕上がった



豚の旨味が詰まった煮汁にしょう油とみりんを加えてちょうどよくなるまで煮詰め、つけダレにして。

これでチャーシューも完成だ。このあと生まれ変わった中華鍋で作った絶品チャーハンの画像をお見せして終わるはずだったのにすっかり撮るのを忘れちゃったんだなぁ~はっはっは!
とにかく、変に焦げ付いたりすることなく美味しいチャーハンを作ることができたということだけは最後にご報告しておこう。チャーシューも絶品だったぞ。