数日前からいつものスーパー「ツルヤ」の店頭に根曲がり竹が並び始めた。
参考ページ⇒チシマザサ – Wikipedia
正式にはチシマザサという名前だそうだが私の住む長野県北信地域でそのように呼ぶ人はまずいないだろう。今の時期になるとこの辺りではほとんどのご家庭で食べられている季節の味覚。
「山菜は取るものであって買うものではない」というこだわりはわたしにはさらさら無く、春のふきのとうだって平気で買って食べているものの、根曲がり竹に関しては毎年叔父からいただけるのをじっと我慢して待つことにしている。
それにしてもツルヤに行く度に目に入ちゃって…うぅむ食べたい、もう買っちゃおっかな~と思っていた矢先に叔父からの知らせがあった。
根曲がり竹とサバ缶をお味噌汁にするとめっちゃ旨いんだぜ

叔父から母経由で頂いた根曲がり竹は例年より太くて力強い。それが今年の気候のせいなのか採った時期のせいなのか、そういったことは生粋のインドア派である私には全然わからないのが残念だ。皮を剥いてみると身肌はしっとりと指先に吸い付くような触り心地で、とにかくとても新鮮で美味しそうだということだけはわかった。
根曲がり竹の下ごしらえ
普通のタケノコと同じく皮は節によって右回り左回りと交互に巻かれている。下の節から順に、皮の付け根に爪を差し入れペリペリと外していき、上の方は細くなった皮の筒にグッと爪を立て横に一気に割くように剥く。剥いてしまった後は節などの固い部分は除きつつ輪切りにすれば下ごしらえは終了だ。

剥いていたところに妻が帰ってきたので、あれこれ雑談しながら一緒に向いていたら過程の画像をすっかり撮り忘れてしまったよ。
ちなみに、山で採ってきた根曲がり竹にはしばしば虫が入っているのでお気をつけて。

犯人は長さ2~3cmの白い芋虫で、根曲がり竹の中以外で見たことがない。
穴から出てきたやつはティッシュでつかんで外に逃がしてやるが、そうでないものを「もう中にはいないだろう」と油断してそのままゴミ箱に捨てると翌日ひょっこり床板を這っていたりしてとても怖い。なので怪しいヤツはいったん熱湯にくぐらせてから捨てるようにしており、画像のものはその後の物だ。
夕飯前に出来ること
ここまでくれば後は、最後にサバ缶を加えるということ以外は普通のお味噌汁を作るのと一緒。




サバ缶は出汁を活かすため汁ごと加えるので、この時点ではやや薄めの味付けにしておいた方がいいだろう。
それにしても我が家の子どもたちはこの根曲がり竹を全然食べない。春先の普通のタケノコは好きなんだけどね。
参考ページ⇒5月のタケノコで美味しい炊き込みご飯を作る
リンク先ページのライター町田はわたくしマチダのことだ。
確かに普通のタケノコに比べて独特の風味やエグ味があるのはわかるんだけど…それが美味しいんだよなぁ。わたしと妻は小さい頃から食べるのも剥くのも好きだったのに、この人たちは食べるのはおろか剥くのも嫌いなので全然手伝ってくれない。慣れてきたら普通に楽しいのにね。悲しいぜ。
から揚げやサラダを作ったり
この間にお汁以外のおかずを作った


むね肉の下味は醤油のみ。片栗粉だけの衣でお手軽に揚げた。当たり前だがもも肉に比べてさっぱりと仕上がるので、もも肉の唐揚げに飽きた時におすすめ。
サラダの具であるきゅうり、キャベツ、玉ねぎはボールに塩と少量の水を入れ馴染ませておく。しばらくして水が出たらザルに取って絞ると味付けをしたあと水っぽくならない。ツナ、しょうゆ、ごま油、酢、塩、炒りゴマとよく和えたら完成だ。
正直言って何のオシャレさもない料理だし、品数も少ないがこれが我が家の偽らざるいつもの献立。当サイトはこんなテイストで今後もお送りしていこうと思っている。
根曲がり竹の豊かな風味が絶品!サバとよく合う
食べる直前になったら再度火を入れつつサバ缶を加えて


サバ缶のお汁には良い出汁や旨味が出ているし、もちろんうま味調味料も入っている。こういった料理にはぜひ利用しよう。
味見をしながら味噌と醤油で味を調えたらグツグツと沸く前に火を止めて完成。

あくまで「わたしはこう作っている」ということだ。もっとクタクタになるまで煮込む家庭もあるだろうし、サバ缶を始めから加えて馴染ませるパターンもあるだろう。例えば、小さい頃から食べていた実家のお汁にはツナと溶き卵が具として入っており、そのぐらい各家庭で違うものなのが面白い。
普通のタケノコ水煮では味わえないポリっと軽快な食感。ともすれば青臭いと感じるほどの豊かな山の風味。いずれもこの時期にしか味わえない貴重な美味しさだ。今年も味わえてとても嬉しい。ありがとう叔父さん!